2017年02月24日 ディスカッション

2016年度・防災イベント

ラボラトリー・フィードバックの永山政広さんをお招きし、防災・減災について学びました。

2015年度防災イベント

今回の防災イベントは三島市民文化会館(ゆうゆうホール)の会議室で開催されました。講師は各地で防災・減災に関する講演やセミナーをされているラボラトリー・フィードバック代表の永山政広さん。市民目線の防災・減災についてナビゲートしていただきました。

イベント前半の講演では火災から身を守るための法則について学びました。「火災のメカニズム」を知ることでふだんの生活に潜む危険性を再認識。また炎や煙だけでなく「高温の空気」の怖さも知りました。

永山さんは報道・情報番組で災害について解説したり、あの人気サスペンスドラマ「火災調査官・紅蓮次郎シリーズ」などの消防監修もされている、この分野の第一人者。消火・救助・救急活動や火災調査などで数々の現場を見てこられたプロの経験をもとに「自分の身を自分で守る」方法をわかりやすく説明していただきました。

後半のワークショップではグループに分かれ、ふだん働いているオフィスビルで火災が発生したという想定で、その後の行動についてシミュレーション。火元ならびに火災の発生原因から、とる行動・とり得る行動など、あらゆる可能性についても考えました。

すべてが「毎日を過ごすオフィスで自分の身に起こっている」と具体的にイメージすることや、他のグループの発表を聞くことで初めて気づくこともあり、とても意義深い時間となりました。「自分の身は自分で守る」ために、これからも防災スキルを高めていきたいと思います。

永山政広さんラボラトリー・フィードバック代表防災ナビゲーター

永山政広さん ラボラトリー・フィードバック代表、防災ナビゲーター

2011年に消防退官後、2012年から減災研究室「ラボラトリー・フィードバック」を主宰し防災・減災対策の案内役「防災ナビゲーター」として活動を開始。2013年からは総務省消防庁長官より「市町村災害対応支援アドバイザー」の委嘱を受け、市町村の防災対策の支援も。消防・防災に関係するテレビドラマにおいては、企画段階からの協力や監修、撮影現場での技術指導なども行っている。

http://www.ne.jp/asahi/labo/feedback/index.html