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JP21のシゴト模様。
たとえば海外旅行サイト「ヤジキタ」では

Iさん(社会貢献)風通しのよさや一体感の話になったところで、実際の仕事を例にして話しましょうか。たとえばJP21の旅行サイト「ヤジキタ」。外から見ても分からないでしょうけど、スタッフはほんの数人。これってすごいんことなんじゃない?

Sさん(旅行)たしかにすごいと思います。何百人いてもおかしくないところを、ほんの数人で回しているんですから。

Oさん(旅行)旅行業界は今でもまだまだ電話とかファックスとか、代理店とかで動いている世界なんです。それをシステムとして対応していこうというのは画期的で、もちろん社内のシステム部門のみなさんのおかげであるわけです。

Iさん(社会貢献)システムを導入してどんなところが変わりました?

Oさん(旅行)自動化する前はですね、たとえば請求書が毎日ファックスで送られてきていました。それも1件につき1枚。200件の発券があれば200枚のファックスです。夕方くらいに届いた請求書を、旅行スタッフがずーっと計算していたんです。やっと終わったという後には、もちろん検算。

Sさん(管理)うひゃー。奇跡に近いくらい紙がない会社だと思っていたのに、以前はそんなだったんですね。

Oさん(旅行)電卓を1本指で打つしかできないような僕たちがそんなことやってたんですから、昔は帰宅するのも遅かったですしね。ほんと、システムさんのおかげです。

Tさん(システム)ヤジキタについて言えば、たしかにオリジナリティは高いと思う。他とは違うことをやっているという自負はある。でも100%自動化できているわけではない。90%以上システム化できていても100%じゃない。これが大きな問題なんです。完成形からはまだ遠い。どうしてもイレギュラーな対応があるから、電話オペレーターの仕事をなくすことができないんです。

Oさん(旅行)そこには旅行業界ならではのデータのやり取りの問題もボトルネックになっているんですが。

Tさん(システム)でもね、かなり自動化できているとはいえ100%じゃないってことは、事業規模が今の10倍とか100倍になったら、その分またオペレーターを増やすことになるのかな? それは話が違うと思う。もっと根本的なところを考える必要があるんじゃないかな。

Sさん(旅行)ただ、たしかに旅行業務は自動化が難しい分野ですよね。

Tさん(システム)けっこう手間もかけて作ったシステムだけど、いったん分解してゼロから考えるという視点も必要かもしれないね。

Iさん(社会貢献)ヤジキタのシステムが旅行業界のスタンダードになれば、ボトルネックも解消するということか。

Oさん(旅行)たしかに難しい面はあるでしょうけど、逆にチャンスがあるはずなんですよ、そこに。